女性に現れる糖尿病の初期症状とは?更年期との違いや対処法を解説|浅草橋・秋葉原・東日本橋の内科・泌尿器科・皮膚科・外科はれいめいクリニック浅草橋へ

東京都台東区浅草橋1-12-3 浅草橋KSビル1階 JR中央・総武線浅草橋駅西口改札出てすぐ

ブログ

  • HOME
  • ブログ
  • 女性に現れる糖尿病の初期症状とは?更年期・・・

女性に現れる糖尿病の初期症状とは?更年期との違いや対処法を解説

2026.10.30

「女性にみられる糖尿病の初期症状や、見逃しやすい体調の変化を知りたい」

「自分の症状が糖尿病の可能性を示しているのか、病院を受診すべき目安を知りたい」

もしかしたら自分は糖尿病なのかもしれないと思っている女性のなかには、上記のような不安をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

女性に現れる糖尿病の初期症状には、外陰部のかゆみや月経異常などがあります。

本記事では、女性に現れる糖尿病の初期症状や、更年期障害の違いを解説します。

女性が糖尿病になる原因も紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

1.女性に現れる糖尿病の初期症状

女性の糖尿病の初期症状には、以下のようなものがあります。

  • 膣カンジダ症・外陰部のかゆみ
  • 膀胱炎・排尿時の違和感
  • 月経異常
  • 治りにくい肌荒れや慢性的な皮膚乾燥
  • 更年期症状と間違えやすい倦怠感・ほてり
  • 性機能の低下・性交時の痛み
  • 喉が異常に渇く・水分を多く飲む
  • トイレが近くなる・尿量が増える
  • 疲れやすい・体がだるい
  • 体重が急激に減少する
  • 目がかすむ・視界がぼやける

ひとつずつ見ていきましょう。

1-1.膣カンジダ症・外陰部のかゆみ

膣カンジダ症を繰り返したり、外陰部のかゆみが続いたりする場合は、糖尿病が関係している可能性があります。血糖値が高い状態では、カンジダ菌が増殖しやすくなり、感染症を起こすリスクが高まるためです。

膣カンジダ症では、強いかゆみや白くポロポロとしたおりものなどが見られることがあります。ただし、外陰部のかゆみやおりものの変化は、ほかの感染症や皮膚疾患でも起こります。

症状を繰り返す場合や治療しても改善しない場合は、婦人科を受診しましょう。

関連記事:糖尿病でかゆみが起こる4つの原因 | かゆみが出やすい部位や予防法も解説 

1-2.膀胱炎・排尿時の違和感

膀胱炎を繰り返したり、排尿時に痛みや違和感があったりする場合も、糖尿病との関連に注意が必要です。高血糖が続くと感染症にかかりやすくなるため、尿路感染症のリスクが高まることがあります。

膀胱炎の主な症状は以下のとおりです。

  • 排尿時の痛み
  • 頻尿
  • 残尿感
  • 尿の濁り

ただし、これらの症状だけで糖尿病とは判断できません。発熱や背中・腰の痛みを伴う場合は、腎臓まで感染が広がっている可能性もあるため、早めの受診が必要です。

1-3.月経異常

月経周期が乱れたり、月経が来なくなったりする場合は、血糖コントロールの悪化やホルモンバランスの変化が関係している場合があります。糖尿病がある女性では、血糖値の状態や体重の変化などが月経に影響する場合があるのです。

ただし、月経異常は以下が原因で起こることもあります。

  • ストレス
  • 急激な体重変化
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
  • 甲状腺

月経不順だけで糖尿病と判断することはできません。月経の乱れが続く場合は婦人科で相談し、喉の渇きや頻尿、体重減少などもある場合は、糖尿病の検査も検討しましょう。

1-4.治りにくい肌荒れや慢性的な皮膚乾燥

肌荒れが治りにくかったり、皮膚の乾燥やかゆみが続いたりする場合は、高血糖が関係している可能性があります。血糖値が高い状態が続くと、体内の水分バランスが崩れやすくなるほか、皮膚の感染症や傷の治りにくさにつながるのです。

ただし、皮膚の乾燥や肌荒れは、以下が原因でも起こる症状です。

  • 季節
  • スキンケア
  • 加齢

保湿しても改善しない場合や、皮膚の感染症を繰り返す場合は、皮膚科で相談しましょう。

1-5.更年期症状と間違えやすい倦怠感・ほてり

強い倦怠感やほてりなどは、更年期症状だけでなく、糖尿病にともなう体調の変化として現れる場合もあります。疲れやすさやだるさを感じやすくなるのは、高血糖によって体内の水分が失われたり、エネルギーをうまく利用できなくなったりするのが原因です。

ただし、ほてりや発汗、疲労感は、更年期にともなうホルモン変化や甲状腺の病気などでも起こります。

1-6.性機能の低下・性交時の痛み

性的な欲求の低下や性交時の痛みが続く場合、糖尿病による血管や神経への影響が関係している可能性があります。糖尿病が進行すると、血流や神経機能に影響がおよび、性的な反応が変化することがあります。また、膣の乾燥があると、性交時に痛みを感じる場合も。

ただし、性機能の変化や性交時の痛みは、以下が原因でも起こります。

  • 女性ホルモンの低下
  • ストレス
  • 婦人科疾患
  • 薬の影響

性交時の痛みが続く場合は、婦人科で原因を確認しましょう。

1-7.喉が異常に渇く・水分を多く飲む

喉が異常に渇き、水分をたくさん飲むようになるのは、糖尿病の代表的な症状のひとつです。血糖値が高くなると、余分なブドウ糖を尿と一緒に排出しようとするため、尿量が増え、体内の水分が失われやすくなります。その結果、強い喉の渇きを感じることがあります。

水分を飲んでもすぐに喉が渇く、以前より飲み物を頻繁に求めるといった変化がある場合は注意が必要です。

1-8.トイレが近くなる・尿量が増える

トイレが近くなったり、1回あたりの尿量や1日の尿量が増えたりするのも、糖尿病の初期に見られる症状です。血糖値が高くなると、尿にブドウ糖が排出される際に水分も一緒に失われるため、尿量が増加します。水分を多く飲むようになることで、さらに排尿回数が増える場合もあります。

夜中に何度もトイレに起きる、以前より尿の量が明らかに増えたといった変化が続く場合は、注意しましょう。

ただし、頻尿は膀胱炎や過活動膀胱、妊娠などでも起こります。

関連記事:なぜ糖尿病で頻尿になる?原因とトイレが近くなるその他の要因も解説 

1-9.疲れやすい・体がだるい

十分に休んでも疲れが取れない、体がだるいと感じる場合は、糖尿病が関係している場合があります。インスリンの働きが十分でないと、血液中のブドウ糖を細胞がエネルギーとして利用しにくくなり、疲労感につながることがあるのです。また、尿量の増加による脱水も、だるさの原因になります。

ただし、疲労感は睡眠不足やストレス、ほかの病気などでも起こるため、症状だけで糖尿病とは判断できません。

1-10.体重が急激に減少する

食事量を減らしていないのに体重が急激に減少する場合は、糖尿病の可能性を考える必要があります。インスリンの働きが不足すると、ブドウ糖をエネルギーとして十分に利用できなくなり、体は脂肪や筋肉を分解してエネルギーを補おうとします。

意図しない体重減少に加えて、喉の渇きや頻尿、強い疲労感などがある場合は、早めに医療機関を受診してください。急激な体重減少や強い口渇に加え、吐き気や腹痛などがある場合は、糖尿病の急性合併症の可能性もあるため、救急受診が必要です。

1-11.目がかすむ・視界がぼやける

目がかすんだり、視界がぼやけたりする症状は、血糖値の変動によって目の水晶体の状態が変化することで起こる場合があります。糖尿病では、血糖値が高い状態が続くと、網膜の血管が傷つく糖尿病網膜症を始めとする合併症を引き起こすこともあります。

ただし、目のかすみは眼精疲労やドライアイ、白内障などでも起こるため、症状だけで糖尿病とは判断できません。視界のぼやけが続く場合は眼科を受診し、ほかの糖尿病の症状もある場合は内科で血糖値を調べてもらいましょう。

関連記事:【医師監修】糖尿病の初期症状とは?放置するとどうなる? 

2.女性が糖尿病になる原因

以下では、女性が糖尿病になる原因を紹介します。

  • 閉経により女性ホルモンの分泌が低下する
  • 妊娠糖尿病の既往歴がある
  • 筋肉量の不足で糖をうまく処理できない
  • 無理なダイエットで隠れ肥満になっている
  • 睡眠不足やストレスが続いている
  • 家族や血縁者に糖尿病患者がいる

ひとつずつ見ていきましょう。

2-1.閉経により女性ホルモンの分泌が低下する

閉経前後に女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、内臓脂肪が増えやすくなり、インスリンの働きに影響する場合があります。インスリンは血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませ、血糖値を下げるホルモンです。その働きが低下すると、血糖値が上昇しやすくなります。

ただし、閉経そのものが糖尿病を引き起こすわけではありません。加齢による筋肉量の減少や運動不足、食生活の変化なども関係します。

閉経前後は体重や腹囲の変化に注意し、適度な運動やバランスのよい食事を心がけましょう。

2-2.妊娠糖尿病の既往歴がある

妊娠中に妊娠糖尿病と診断された経験がある女性は、将来的に2型糖尿病を発症するリスクが高くなります。

妊娠糖尿病は、妊娠中に血糖値が高くなる状態です。妊娠中に血糖値が上がりやすい背景には、もともとのインスリンの働きや分泌能力が関係している場合があります。

出産後に血糖値が正常に戻っても、将来的な糖尿病のリスクがなくなるわけではありません。そのため、出産後も医師の指示に従って血糖値を確認し、定期的に健康診断を受けることが大切です。

2-3.筋肉量の不足で糖をうまく処理できない

筋肉量が少ないと、血液中のブドウ糖を取り込んで利用する能力が低下し、血糖値が上がりやすくなる場合があります。

筋肉は、食事から摂取したブドウ糖をエネルギーとして消費する重要な組織です。そのため、運動不足によって筋肉量が減少すると、血糖値の調節に影響することがあります。

とくに、加齢にともなって筋肉量が減少すると、基礎代謝や身体活動量も低下しやすくなります。糖尿病の予防には、ウォーキングといった有酸素運動に加え、筋力トレーニングを取り入れるのがおすすめです。

関連記事:糖尿病に効く運動とは?有酸素運動・筋力トレーニング・ながら運動やストレッチまで紹介

2-4.無理なダイエットで隠れ肥満になっている

無理な食事制限を繰り返すと、筋肉量が減少し、体脂肪率が高い隠れ肥満の状態になる場合があります。体重が標準範囲でも、筋肉量が少なく内臓脂肪が多い場合は、インスリンの働きが低下し、糖尿病のリスクが高まることがあります。

大切なのは、体重だけでなく筋肉量や体脂肪、食事のバランスにも目を向けることです。極端な食事制限は避け、必要な栄養を摂取しながら、運動を組み合わせて健康的な体づくりを目指しましょう。

2-5.睡眠不足やストレスが続いている

慢性的な睡眠不足やストレスは、血糖値の調節に影響し、2型糖尿病のリスクを高める要因となる場合があります。睡眠が不足すると、食欲やエネルギー代謝に関わるホルモンの働きが変化するほか、ストレスが続くと血糖値を上げるホルモンが分泌されやすくなるのです。

また、ストレスや疲労によって運動不足になったり、食べ過ぎや飲酒が増えたりすることも、血糖コントロールに影響する場合があります。十分な睡眠時間を確保し、適度に体を動かすほか、自分に合ったストレス解消法を取り入れましょう。

睡眠や生活習慣を改善しても体調不良が続く場合は、医療機関に相談してください。

2-6.家族や血縁者に糖尿病患者がいる

親や兄弟姉妹などの血縁者に2型糖尿病の患者がいる場合、糖尿病を発症するリスクが高くなる傾向があります。糖尿病には遺伝的な要因が関係しており、インスリンの分泌能力や働きやすさなど、生まれ持った体質が影響するためです。

ただし、家族に糖尿病患者がいても、必ず発症するわけではありません。食事や運動などの生活習慣も発症リスクに関わります。

家族歴がある方は、体重や血圧などを適切に管理し、健康診断で血糖値やHbA1cを定期的に確認しましょう。

関連記事:若い女性でも血糖値スパイクになる原因 | リスクや予防・改善法も解説 

3.糖尿病の初期症状と更年期障害の違い

糖尿病の初期症状と更年期障害には、疲れやすさや倦怠感など、共通する症状があります。ただし、症状が現れる原因や特徴には違いがあります。

糖尿病は、血糖値が高い状態が続くことで、喉の渇きや頻尿、体重減少などが起こる病気です。一方、更年期障害は、閉経前後に女性ホルモンの分泌が大きく変化し、ほてりや発汗、気分の落ち込みなど、心身にさまざまな症状が現れます。

両者の症状は似ているため、自己判断だけで区別するのは困難です。以下で、共通する症状や見分ける際のポイントを知り、気になる症状が続く場合は医療機関で相談しましょう。

3-1.糖尿病と更年期障害で共通する症状

糖尿病と更年期障害では、疲れやすさや倦怠感、睡眠の質の低下など、共通する症状が見られる場合があります。

糖尿病では、高血糖によって体内でブドウ糖を十分に利用できなくなったり、頻尿によって脱水が起こったりするため、疲れやだるさを感じることがあります。一方、更年期障害では、女性ホルモンの変動が自律神経に影響し、倦怠感や不眠、気分の落ち込みなどにつながる場合も。

このように、同じ症状でも原因は異なることがあるため、疲労感だけで判断せず、喉の渇きや尿量の増加、ほてりや発汗など、ほかの症状にも目を向けることが大切です。

3-2.糖尿病と更年期障害の見分け方

糖尿病と更年期障害を見分けるには、症状の特徴や現れ方を確認し、必要に応じて検査を受けることが重要です。

糖尿病では、以下の症状が現れます。

  • 喉が異常に渇く
  • 飲み物を多く飲む
  • 尿の回数や量が増える
  • 食事量が変わらないのに体重が減る

一方、更年期障害では以下のような症状が現れることがあります。

  • 顔のほてり
  • のぼせ
  • 急な発汗
  • 動悸
  • 気分の変動

ただし、症状だけで両者を確実に区別することはできません。糖尿病が疑われる場合は、内科で血糖値やHbA1cを調べ、更年期障害が疑われる場合は婦人科などで相談しましょう。

両方が重なっている可能性もあるため、気になる症状が続く場合は早めの受診が大切です。

4.女性の糖尿病が気になる場合のセルフチェック

女性で糖尿病が気になる場合は、以下の症状がないかを確認しましょう。

  • カンジダ膣炎や膀胱炎を短期間で繰り返している
  • のどの渇きや水分を欲する頻度が明らかに増えた
  • 尿の回数が増え、夜間に何度もトイレで目が覚める
  • 十分に休んでも抜けない強いだるさや疲労感がある
  • 生理不順が起きている
  • 頑固な肌荒れが続いている
  • 急激な体重減少が起こる
  • 妊娠糖尿病の経験がある
  • 血縁者に糖尿病患者がいる

これらに当てはまっても、必ずしも糖尿病とは限りません。一方で、症状がなくても糖尿病になっている場合もあります。

セルフチェックはあくまで目安とし、気になる症状がある場合や糖尿病のリスクが高い場合は、医療機関で血糖値やHbA1cなどの検査を受けましょう。

関連記事:

糖尿病になりやすい人の特徴とは?糖尿病を予防する方法7選

糖尿病で痩せることはある?主な原因や治療法まで解説 

5.糖尿病の初期症状が気になる場合は何科を受診する?

糖尿病の初期症状が気になる場合は、内科や糖尿病内科を受診しましょう。

糖尿病は初期段階では自覚症状が少ない場合もあるため、喉の渇きや頻尿、疲れやすさなどが続くときは、血糖値を調べることが大切です。

健康診断で血糖値やHbA1cの異常を指摘された場合も、症状の有無にかかわらず医療機関で相談してください。糖尿病内科が近くにない場合は、一般内科でも検査や診察を受けられます。

また、膣カンジダ症や月経異常など、女性特有の症状が気になる場合は、婦人科で相談する方法もあります。ただし、これらの症状だけで糖尿病とは判断できません。

必要に応じて内科などで血糖値を確認し、原因を調べてもらいましょう。

6.病院を受診したほうがよい症状とタイミング

以下の症状がある場合は、医療機関を受診しましょう。

  • 健康診断で再検査・精密検査の指示が出たとき
  • 喉の渇きとトイレの回数が明らかに増えたとき
  • 理由のない体重減少や強い倦怠感があるとき
  • 皮膚やデリケートゾーンの感染症が治りにくいとき
  • 手足のピリピリ感や目のかすみを自覚したとき

糖尿病は早期に発見し、適切な治療や生活習慣の改善に取り組むことで、合併症の予防につながります。

関連記事:糖尿病かもと思ったらどうする?初期症状や何科を受診すべきかなど解説 

7.女性の糖尿病を初期症状から悪化させない方法

女性の糖尿病を悪化させないための方法として、以下の5つををご紹介します。

  • 食事の順番と糖質コントロールを意識する
  • 食後の軽いウォーキングを習慣にする
  • 極端な糖質制限・欠食を避ける
  • 十分な睡眠でホルモンバランスを整える
  • 早めに糖尿病専門医の診察を受ける

ひとつずつ見ていきましょう。

7-1.食事の順番と糖質コントロールを意識する

血糖値の急激な上昇を抑えるためには、食事の内容や食べ方を見直すことが大切です。野菜やきのこ、海藻類などを取り入れ、バランスのよい食事を心がけましょう。

食事では、野菜のおかずから食べ始め、そのあとに肉や魚などの主菜、最後にご飯やパンなどの主食を食べるベジファーストという食べ方が糖尿病の悪化予防に効果的です。ただし、食べる順番だけで血糖値を十分に管理できるわけではありません。

また、糖質を極端に減らすのではなく、主食の量や甘い飲み物、菓子類の摂取量を見直すことが重要です。食事量や糖質の適切な量は個人によって異なるため、必要に応じて医師や管理栄養士に相談しましょう。

7-2.食後の軽いウォーキングを習慣にする

食後に軽いウォーキングを取り入れると、筋肉がブドウ糖を利用しやすくなり、食後の血糖値の上昇を抑える助けになります。運動習慣がない方は、食後に10〜15分程度歩くことから始めるとよいでしょう。

一度に長時間運動する必要はなく、無理のない範囲で継続することが大切です。エレベーターの代わりに階段を使う、近所への買い物を徒歩にするなど、日常生活のなかで体を動かす機会を増やす方法もあります。

ただし、治療内容や合併症の有無によっては、運動に注意が必要な場合があります。血糖値を下げる薬を使用している方などは、運動による低血糖のリスクについても医師に確認しましょう。

7-3.極端な糖質制限・欠食を避ける

糖尿病の悪化を防ぐためには、極端な糖質制限や食事を抜く方法を避け、規則正しく食事をとることが重要です。糖質を大幅に減らしたり、食事を抜いたりすると、必要なエネルギーや栄養素が不足するおそれがあります。

また、食事を抜いたあとに空腹感が強くなり、次の食事で食べすぎる場合もあります。糖質は体に必要なエネルギー源のひとつであるため、自己判断で極端に制限するのではなく、適切な量を摂取しましょう。

とくに、糖尿病の治療薬を使用している方は、食事を抜くことで低血糖を起こす場合があります。減量や食事内容の変更を考えている場合は、事前に医師や管理栄養士に相談し、自分に合った方法で取り組んでください。

7-4.十分な睡眠でホルモンバランスを整える

血糖値を適切に管理するためには、十分な睡眠を確保し、生活リズムを整えることも大切です。睡眠不足が続くと、血糖値の調節に関わるホルモンや食欲に影響し、血糖管理が難しくなる場合があります。

女性は更年期にホルモンの分泌が変化し、ほてりや発汗、不眠などが起こることもあります。睡眠の質が低下している場合は、就寝・起床時刻をできるだけ一定にする、寝る前のスマートフォンの使用を控えるなど、睡眠環境を整えましょう。

ただし、睡眠を改善するだけで糖尿病を予防・治療できるわけではありません。不眠や更年期症状が長く続く場合は、医療機関で相談し、原因に応じた対策を検討することが大切です。

7-5.早めに糖尿病専門医の診察を受ける

糖尿病が疑われる症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、必要な検査や治療を受けましょう。喉の渇きや頻尿、体重減少などが続く場合は、内科や糖尿病内科で相談してください。

糖尿病は、初期段階では自覚症状がほとんどない場合もあります。症状が軽いからといって放置すると、気づかないうちに病状が進行するおそれがあるため、早めの受診が重要です。

診察では、血液検査をもとに血糖値の状態を確認し、必要に応じて食事・運動療法や薬物療法を検討します。自己判断で対策を続けるのではなく、医師の指導を受けながら、自分の状態に合った方法で血糖値を管理しましょう。

関連記事:糖尿病の治し方はある?糖尿病と診断された場合の管理方法を解説 

8.まとめ

女性の糖尿病は、喉の渇きや頻尿、疲れやすさなどの初期症状が現れる場合がありますが、自覚症状が乏しいこともあります。また、疲労感や不眠などは更年期障害でも見られるため、症状だけで糖尿病かどうかを判断することはできません。

糖尿病の悪化を防ぐためには、バランスのよい食事や適度な運動、十分な睡眠を心がけるとともに、気になる症状がある場合は早めに医療機関を受診することが大切です。健康診断で血糖値やHbA1cの異常を指摘された場合も、放置せずに内科や糖尿病内科で相談しましょう。

このコラムの監修者

頴川 博芸(エガワ ヒロキ)

頴川 博芸(エガワ ヒロキ)

れいめいクリニック浅草橋

経歴

  • 2016年東海大学医学部医学科 卒業
  • 2016年順天堂大学医学部附属静岡病院 臨床研修医室
  • 2017年順天堂大学大学院医学研究科医学専攻
    (博士課程) 入学
  • 2018年順天堂大学医学部附属順天堂医院 消化器・
    低侵襲外科
  • 2021年順天堂大学大学院医学研究科医学専攻
    (博士課程) 修了
  • 2021年越谷市立病院 外科
  • 2022年順天堂大学医学部附属練馬病院 総合外科・
    消化器外科
  • 2023年順天堂大学医学部附属順天堂医院 食道・胃外科
  • 2024年浅草橋西口クリニックMo院長就任

ストテキス

  • 日本専門医機構認定 外科専門医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本医師会認定健康スポーツ医
  • 日本旅行医学会 認定医
  • 東京都認知症サポート医
  • 日本消化器病学会
  • 日本消化器内視鏡学会
  • 日本温泉気候物理医学会
  • 日本腹部救急医学会
  • 日本大腸肛門病学会
  • 順天堂大学医学部附属順天堂医院 食道・胃外科 非常勤医師
  • 難病指定医
  • 小児慢性特定疾病指定医

03-5809-3274電話

WEB予約

LINE

オンライン
診療

診療時間

閉じる

診療時間 月 火 水 木 金 土 日
10:00~14:00 ○ ○ ○ / ○ / ○
14:00~16:00 / / / / / △ /
16:00~19:00 ○ ○ ○ / ○ △ ○
           

※診察終了時間の15分前に受付終了
休診日:木曜、第3土曜の翌日曜、祝日

△ 13時〜18時

担当医表担当医表

予約や診療内容や費用のことなど24時間AI相談