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このような方は高血圧に要注意
次の項目に当てはまる方は、高血圧への注意が必要です。早めに医師に相談するようにしましょう。
- 味付けの濃い食事を好む
- 食事の時間が不規則
- 野菜をあまり食べない
- 普段あまり体を動かさない
- お酒を飲む量が多い
- タバコを吸う
- ストレスを感じやすい
- 睡眠時間が十分に取れていない
- 肥満気味である
- ご家族に高血圧の方がいる
高血圧とは

血圧とは、心臓から送り出された血液が動脈を流れるときに、血管の壁にかかる圧力のことです。高血圧とは、この血圧が正常とされる範囲を超えて、いつも高い状態が続いていることを指します。血圧が高い状態が続くと、血管には常に強い圧力がかかり続けることになります。その結果、血管は徐々に硬くなり弾力性を失い、内側が狭くなってしまう動脈硬化が進みやすくなります。動脈硬化が進むと、血液の流れが悪くなり、さらに血圧が上がりやすくなるという悪循環が生じてしまいます。
動脈硬化が進むと、血液の流れが悪くなり、さらに血圧が上昇するという悪循環を引き起こします。この状態を放置すると、心臓病や脳卒中など、命に関わる重篤な合併症のリスクが著しく高まるため、早期の発見と適切な対応が非常に重要です。
高血圧の診断基準
血圧は、心臓が血液を送り出す際の「収縮期血圧(上の血圧)」と、心臓が広がって血液が心臓に戻るときの「拡張期血圧(下の血圧)」の2つの数値で表されます。これらの数値が基準よりも高い状態が続くと、血管や臓器に負担がかかり、将来的にさまざまな病気のリスクが高まる可能性があります。
成人における高血圧の分類
| 分類 | 診察室血圧(mmHg) | 家庭血圧(mmHg) | ||
|---|---|---|---|---|
| 収縮期血圧 | 拡張期血圧 | 収縮期血圧 | 拡張期血圧 | |
| 正常血圧 | <120 | かつ <80 | <115 | かつ <75 |
| 正常高値血圧 | 120-129 | かつ <80 | 115-124 | かつ <75 |
| 高値血圧 | 130-139 | かつ/または 80-89 | 125-134 | かつ/または 75-84 |
| Ⅰ度高血圧 | 140-159 | かつ/または 90-99 | 135-144 | かつ/または 85-89 |
| Ⅱ度高血圧 | 160-179 | かつ/または 100-109 | 145-159 | かつ/または 90-99 |
| Ⅲ度高血圧 | ≧180 | かつ/または ≧110 | ≧180 | かつ/または ≧110 |
| 収縮期高血圧 | ≧140 | かつ <90 | ≧135 | かつ/または <85 |
一度の測定値だけでなく、日々の推移を記録することで、ご自身の血圧の状態をより正確に把握できます。正常高値血圧や高値血圧の段階では、高血圧とは診断されませんが、将来的なリスクが存在するため、生活習慣の改善が強く推奨されます。健康診断で高血圧を指摘された方や、家庭で測った血圧が上記の基準値を超える状態が続く場合は、必ず医療機関を受診し、医師にご相談ください。早期発見と適切な管理が、健康維持の第一歩となります。
高血圧が招く病気
狭心症・心筋梗塞・心不全
高血圧は心臓に大きな負担をかけ、さまざまな心臓の病気を引き起こす可能性があります。心臓への負担が大きくなると、心臓の筋肉が厚くなる心肥大が起こりやすくなります。心肥大がさらに進行すると、心臓のポンプ機能が低下し心不全につながることがあります。また、心臓に酸素を送る血管(冠動脈)が狭くなる狭心症や、血管が詰まって心臓の筋肉が壊死する心筋梗塞のリスクも高まります。これらは胸の痛みや圧迫感を引き起こし、場合によっては突然死の原因となることもあります。
塞性動脈硬化症・大動脈瘤
高血圧による動脈硬化は、全身の血管に影響を及ぼします。特に、体で最も太い血管である大動脈に瘤ができる「大動脈瘤」や、血管の壁が裂けてしまう「大動脈解離」は、非常に危険な病気です。また、足の血管が動脈硬化で狭くなり、血流が悪化する「閉塞性動脈硬化症」も、足の冷えやしびれ、歩行時の痛みなどを引き起こすことがあります。
くも膜下出血・脳梗塞
動脈硬化が進行すると、脳の血管にも深刻な影響が出ることがあります。高血圧の重篤な合併症の一つに「脳卒中」があります。これは脳の血管が狭くなったり、詰まったり、破れたりする病気の総称です。脳の血管が詰まる「脳梗塞」は、言語障害や意識障害などの後遺症を残す可能性があります。また、脳の血管が破れる「脳出血」や「くも膜下出血」も高血圧が原因となることがあり、激しい頭痛や麻痺などの症状を引き起こし、重い後遺症が残ることがあります。
腎硬化症・腎不全
血液をろ過し、老廃物や余分な水分を排出する重要な役割を担う腎臓も、高血圧による動脈硬化の影響を大きく受けます。高血圧が続くと、腎臓の血管が硬くなり、徐々に腎機能が低下していく「腎硬化症」を発症する可能性があります。腎硬化症が進行すると、体内の老廃物を適切に処理できなくなり、「腎不全」に至るリスクが高まります。腎不全が悪化すると、最終的に人工透析が必要になることもあります。
仕事のストレスと血圧の深い関係
仕事で強いストレスを感じた時、心臓がドキドキしたり、頭がカーッと熱くなったりしませんか。実はその時、あなたの血圧は急上昇しています。これは、体を守るための正常な反応ですが、問題はそれが慢性化することです。
仕事のプレッシャーや長時間労働でストレスが続くと、血管を収縮させる交感神経が常に緊張したままになり、血圧が高い状態が固定化してしまいます。さらに深刻なのが、自宅では正常なのに、職場でのみ血圧が跳ね上がる「職場高血圧」です。気づきにくくても、放置すれば通常の高血圧と同じく動脈硬化を進め、将来の心臓病や脳卒中リスクを高めてしまう可能性があります。ストレス解消のために喫煙や暴飲暴食に走ると、さらに血圧を押し上げてしまう悪循環に陥る可能性があります。
この悪循環を断ち切り、血圧を安定させるには、単に薬を飲むだけでなく、根本的なストレス管理が不可欠です。特に「仕事中に頭痛がする」「健康診断で血圧を指摘された」という方は、職場高血圧の可能性も考えられます。一時的なものと軽視せず、まずはご自身の血圧とストレスの関係を把握するためにも、お気軽に当院にご相談ください。

高血圧の治療
高血圧の治療は、生活習慣の改善と薬物療法が柱となります。高血圧を放置すると、心臓病や脳卒中など様々な病気のリスクが高まります。そのため、適切な治療を継続することが重要です。
食事療法
塩分摂取量の削減
高血圧の食事療法で特に大切なのは、塩分摂取量を控えることです。日本人の1日の塩分摂取量は平均11~12g程度ですが、男性は8g、女性は7gまでに抑えることが推奨されています。減塩のために、加工食品や外食、コンビニ弁当の利用を減らす、麺類のスープを飲み干さないなどの工夫が有効です。
ミネラルの摂取
カリウム、カルシウム、マグネシウムといったミネラルをバランス良く摂ることも重要です。カリウムは余分なナトリウムを体の外に出すのを助け、カルシウムとマグネシウムは血管の収縮や弛緩に関わります。野菜、果物、乳製品、海藻類などを積極的に食事に取り入れましょう。
運動療法
食事療法と並んで、運動療法も高血圧の改善に効果的です。適度な運動は、血圧を下げるだけでなく、肥満の解消やストレスの軽減にもつながります。高血圧の予防や改善には、ウォーキング、散歩、水泳、サイクリングなどの全身を使う有酸素運動が適しています。1回30分以上を週に3〜4日程度、できれば毎日行うことが理想です。軽く息が弾む程度の強度で、無理なく継続できる運動を選びましょう。ただし、激しい運動や、息をこらえて力むような運動は、急激な血圧上昇を招き、心臓に負担をかける可能性があるため避けるようにしましょう。運動を始める前には、必ず医師に相談し、安全に行えるか確認することが重要です。
薬物療法
食事療法や運動療法などの生活習慣の改善を試みても血圧が十分に下がらない場合や、血圧が非常に高い状態にある場合には、薬物療法が開始されます。高血圧の治療に用いられる薬には多くの種類があり、患者さんの血圧の状態や、合併症の有無を考慮して最適な薬が選択されます。主な降圧薬としては、血管を広げて血流を良くする薬(カルシウム拮抗薬など)、血圧を上げるホルモンの働きを抑える薬(ACE阻害薬やARBなど)、体内の余分な水分と塩分を排出する薬(利尿薬など)があります。薬は毎日決まった時間に服用し、ご自身の判断で服用を中断しないことが非常に重要です。血圧が下がったからといって薬の服用をやめてしまうと、すぐに血圧が再上昇し、脳卒中や心筋梗塞などの合併症のリスクが高まる可能性があります。定期的な受診と、医師の指示に基づく継続的な服薬を心がけてください。

来院される方へ
WEB・LINEからご予約の方
当院では、患者さんの利便性を考慮し、24時間いつでもご自身の都合の良い時間に、WEBやLINEからご予約いただけるシステムを導入しています。スマートフォンやパソコンから簡単にアクセスでき、予約状況を確認しながらスムーズに予約が完了します。待ち時間の短縮にもつながりますので、ぜひご活用ください。ご不明な点がございましたら、お電話でもサポートいたします。
お電話・直接ご来院の方
インターネットでの予約が難しい方や、急な体調の変化で診察をご希望される場合は、お電話(03-5809-3274)でのご予約や、直接ご来院いただいての受付も可能です。受付時間内であれば、いつでもお気軽にご連絡ください。当院スタッフが丁寧に対応し、ご案内させていただきます。ご来院の際は、マイナンバーカードや必要に応じてお薬手帳などをご持参ください。
JR浅草橋駅西口改札から徒歩0分の好アクセス

当院は、JR中央・総武線の浅草橋駅「西口改札」を出てすぐ右側に位置しています。改札を出て目の前と言えるほどの距離にあるため、初めての方でも迷うことなくお越しいただけます。駅至近の立地ですので、雨の日でもほとんど濡れずにご来院いただけます。
台東区で高血圧の治療を受けるなら
高血圧の治療は、長く付き合っていくことが大切です。当院は、患者さんに寄り添い、安心して継続できる高血圧治療を目指しています。現在の治療に不安を感じている方や、これから高血圧の治療を始めようとお考えの方も、ぜひ一度、当院にご相談ください。皆様の健康をサポートできるよう、スタッフ一同お待ちしております。
