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20代からでも糖尿病になる原因とは?糖尿病患者の割合や予防方法を解説

2025.07.08

「20代からでも糖尿病になる?」「20代からでも糖尿病になる原因は?」「20代からでも糖尿病を予防する方法が知りたい」と思っていませんか?

糖尿病は、20代をはじめとする若い世代でも発症する病気のひとつで、その原因は「1型」と「2型」という2つのタイプで大きく異なります。

この記事では、20代からでも糖尿病になる原因や糖尿病患者の割合、予防方法まで紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

 

1.【糖尿病の種類別】20代を始め若年層に糖尿病が増えている原因

糖尿病の種類別の20代を始め若年層に糖尿病が増えている原因を、以下に紹介します。

  • 20代が1型糖尿病になる原因
  • 20代が2型糖尿病になる原因

それぞれ解説します。

1-1.20代が1型糖尿病になる原因

20代が1型糖尿病になる原因は、以下の3つです。

  • 自己免疫疾患
  • 遺伝や環境の要因
  • 妊娠

ひとつずつ紹介します。

1-1-1.自己免疫疾患

1型糖尿病の主な原因は、自身の免疫システムが誤作動を起こす自己免疫疾患です。

本来ウイルスなどから体を守るはずの免疫が、血糖値を下げるインスリンを分泌する膵臓のβ細胞を攻撃し、破壊してしまいます。結果的に、インスリンがほとんど分泌されなくなり、血糖値のコントロールができなくなります。

1型糖尿病は、自分の意思とは関係なく発症する病気であることを理解しておきましょう。

1-1-2.遺伝や環境の要因

1型糖尿病の発症には、遺伝的な要因と環境的な要因が複雑に関わっています。特定の遺伝子が発症リスクを高める場合もありますが、それだけで発症するわけではありません。

ウイルス感染などをきっかけに、免疫システムが異常な反応を起こすことが引き金になると考えられています。遺伝的素因を持つ人が何らかの環境要因に遭遇したときに発症する可能性があることを知っておきましょう。

1-1-3.妊娠

妊娠中に血糖値が高くなる「妊娠糖尿病」という状態があり、これが1型糖尿病の発症と関連する場合があります。妊娠糖尿病自体は出産後に正常に戻るケースが多いですが、将来的に本格的な糖尿病へ移行するリスクが高まる場合もあります。

また、稀に妊娠が自己免疫の異常を誘発し、1型糖尿病発症のきっかけとなるケースも少なくはありません。妊娠は、体に大きな変化をもたらす特別な期間であり、血糖値にも影響を与えるといった点を心に留めておきましょう。

1-2.20代が2型糖尿病になる原因

20代が2型糖尿病になる原因は、以下の6つです。

  • 食生活の乱れ
  • 運動不足
  • 肥満
  • ストレス
  • 遺伝的要因
  • 喫煙・過度の飲酒

それぞれ解説します。

1-2-1.食生活の乱れ

糖質の多い食事や清涼飲料水の過剰摂取、早食いといった食生活の乱れは、2型糖尿病の大きな原因です。これらの食習慣は血糖値を急激に上昇させ、インスリンを分泌する膵臓に負担をかけ続けやすいです。

こうした状態が続くと、インスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」という状態に陥ってしまう場合もあります。自身の健康のためにも、日々の食事内容や食べ方から意識を向けるのが重要です。

1-2-2.運動不足

現代の若者が陥りやすい運動不足も、2型糖尿病のリスクを高める重大な要因です。

運動は、血液中のブドウ糖を筋肉が消費するのを助け、インスリンの働きを良くする効果があります。しかし、デスクワークや車中心の生活で活動量が減ると、糖が消費されずに血糖値が上がりやすい状態が続いてしまいます。

日々の生活の中で少しでも体を動かす習慣を取り入れることが、健康を維持するポイントです。

1-2-3.肥満

とくに内臓脂肪が増えるタイプの肥満は、2型糖尿病の最も重要なリスク因子のひとつです。内臓脂肪からは、インスリンの働きを妨げる悪玉物質が分泌されるため、肥満になると血糖値が下がりづらくなります。

この「インスリン抵抗性」が、2型糖尿病の根本的な原因です。適正体重の維持は、見た目だけでなく、糖尿病予防の観点からも極めて重要です。

1-2-4.ストレス

過度なストレスも血糖値を上昇させ、糖尿病のリスクを高めます。

ストレスを感じると、体はそれに対抗するためにコルチゾールやアドレナリンといったホルモンが分泌されます。これらのホルモンには血糖値を上げる作用があるため、慢性的なストレスは高血糖状態を招きやすいです。

心と体の健康は密接につながっているため、上手なストレス管理も糖尿病予防には欠かせません。

1-2-5.遺伝的要因

家族に糖尿病の人がいる場合、体質的に2型糖尿病になりやすい傾向があります。これは、インスリンの分泌能力やインスリンの効きやすさに関わる遺伝的な特徴を受け継いでいる場合もあるのが理由です。

ただし、遺伝的要因はあくまで「なりやすさ」であり、必ず発症するわけではありません。遺伝的リスクを知ったうえで、より一層、健康的な生活習慣を心がけるのが大切です。

1-2-6.喫煙・過度の飲酒

喫煙や過度の飲酒は、インスリンの働きを直接的に阻害し、2型糖尿病のリスクを高めます。たとえば、タバコに含まれるニコチンは血糖値を上げるホルモンを刺激し、アルコールはインスリン抵抗性を悪化させ、膵臓にダメージを与えます。

これらの嗜好品は、さまざまな生活習慣病の引き金となるため、見直すのが望ましいです。

 

2.年代別の糖尿病患者の割合

20代の糖尿病患者の割合は、ほかの年代に比べてまだ少ないものの、徐々に増加していく傾向にあります。以下の厚生労働省の調査では、「糖尿病が強く疑われる者」の割合は年齢とともに上昇していることがわかります。

キャプチャ引用:厚生労働省 令和4年「国民健康・栄養調査」

このような客観的なデータは、糖尿病がもはや高齢者だけの問題ではなく、若い世代にとっても他人事ではないという危機感を示しています。将来の健康を守るためにも、この事実を真摯に受け止めるのが重要です。

 

3.糖尿病を早期発見するためのセルフチェックや対応

糖尿病を早期発見するためのセルフチェックや対応は、以下のとおりです。

  • 糖尿病のサインを見極める
  • 糖尿病かもしれないと思ったら医療機関を受診する
  • 自宅で血糖値を計測することも可能

ひとつずつ紹介します。

3-1.糖尿病のサインを見極める

若者が見過ごしがちな糖尿病のサインを早期にキャッチすることが、重症化を防ぐ最初のステップです。たとえば、「最近、異常に喉が渇く」「トイレの回数が増えた」「食べているのに体重が急に減った」「なんだか疲れやすい」といった症状は、体からの危険信号かもしれません。

血液中の糖分濃度が高くなることで起こる典型的な症状のため、もし変化に気づいた場合は、単なる体調不良だと軽視せず、糖尿病の可能性を疑ってみることが大切です。

3-2.糖尿病かもしれないと思ったら医療機関を受診する

少しでも「糖尿病かもしれない」と感じるサインがあれば、自己判断で放置せず、ためらわずに医療機関を受診するのが望ましいです。放置することは、気づかないうちに病状を進行させ、深刻な合併症を引き起こすリスクを高めます。

まずはかかりつけの内科や、糖尿病専門のクリニックで相談し、血液検査を受けることが重要です。専門家による正しい診断を受けることで、不安を解消し、適切な治療へとつながります。

3-3.自宅で血糖値を計測することも可能

健康管理の一環として、市販の血糖値測定器を使い、自宅で血糖値の変動を把握することも可能です。食生活や運動が血糖値にどう影響するかを視覚的に理解でき、生活習慣改善のモチベーションにつながります。

ただし、これらの機器はあくまで健康管理の補助ツールであり、その数値だけで自己診断を下すべきではありません。最終的な診断と治療方針の決定は、必ず医師の指導のもとでおこなうことが重要です。

 

4.20代で糖尿病と診断された場合はどうしたらよいのか

20代で糖尿病と診断された場合はどうしたらよいのか、以下に紹介します。

  • 基本は生活習慣を見直す
  • 医師や管理栄養士、薬剤師などと連携する
  • インスリン注射や薬物療法を検討する

それぞれ解説します。

4-1.基本は生活習慣を見直す

とくに2型糖尿病の場合、治療の基本であり最も重要なのは、原因となった生活習慣そのものを見直すことです。食事療法と運動療法が治療の両輪であり、これらを実践するだけで血糖コントロールが劇的に改善することも少なくありません。

また、薬物療法が必要な場合でも、生活習慣の改善が基本にあってこそ、薬の効果が最大限に発揮されます。診断を機に、自身のライフスタイルを根本から見つめ直すのが重要です。

4-2.医師や管理栄養士、薬剤師などと連携する

糖尿病治療は、一人で孤独に戦うものではありません。医師や管理栄養士、看護師や薬剤師といったさまざまな専門家が「チーム」としてあなたをサポートしてくれます。

それぞれの専門家が、医学的な管理や栄養指導、日常のケアや薬の正しい使い方など、多角的な視点からアドバイスをしてくれます。まずは専門家チームを信頼し、積極的に相談することが、治療を成功させるために重要です。

4-3.インスリン注射や薬物療法を検討する

インスリン注射や薬に対して、ネガティブなイメージを持つ必要はまったくありません。足りなくなったインスリンを補ったり、その働きを助けたりすることで、高血糖による体へのダメージを防ぐための極めて有効な手段です。

とくに1型糖尿病ではインスリン注射が不可欠であり、2型でも必要に応じて使用します。治療を「最終手段」と考えるのではなく、体を守るための「頼れるパートナー」として正しく理解しておきましょう。

 

5.20代から糖尿病を予防する方法

20代から糖尿病を予防する方法は、以下のとおりです。

  • 食習慣を改善する
  • 運動習慣を身につける
  • 十分な睡眠をとる
  • ストレスを上手に解消する
  • 喫煙・飲酒の習慣をやめる
  • 定期的に健康診断を受ける

ひとつずつ紹介していきます。

5-1.食習慣を改善する

食習慣の改善は、糖尿病予防の要です。食事の最初に野菜やきのこ、海藻などの食物繊維が豊富なものから食べる「ベジファースト」を実践すると、血糖値の急上昇を抑えられます。

また、ジュースや加糖コーヒーなどの甘い飲み物を水やお茶に変える、よく噛んでゆっくり食べるといった少しの工夫も効果的です。日々の食卓で、できることから一つずつ取り入れていく姿勢が大切です。

5-2.運動習慣を身につける

糖尿病予防のためには、日常生活に無理なく運動を取り入れるのが効果的です。ジムに通うような特別な運動でなくても、たとえば「通勤時に一駅手前で降りて歩く」「エスカレーターを階段に変える」といった工夫で活動量を増やせます。

まずは週に2〜3回、合計150分程度の有酸素運動を目指してみましょう。楽しみながら続けられる自分に合った方法を見つけることが、運動を習慣化する近道です。

5-3.十分な睡眠をとる

十分な睡眠をとることは、糖尿病予防において重要です。睡眠不足は、食欲を増進させるホルモンを増やし、食欲を抑制するホルモンを減らすため、過食や肥満につながりやすくなります。

また、睡眠不足自体がインスリンの働きを低下させます。質の良い睡眠を7時間を目安に確保することを目指し、寝る前のスマートフォン操作を控えるなど、睡眠環境を整えることから始めてみましょう。

5-4.ストレスを上手に解消する

自分なりの方法でストレスを上手に解消することも、立派な糖尿病予防のひとつです。ストレスは血糖値を上げるホルモンの分泌を促すため、溜め込まないことが肝心です。

そのため、趣味に没頭する時間を作ったり、友人と話したり、ゆっくり入浴してリラックスしたりと、自分にとって心地よいと感じる方法を見つけるのが大切です。心身をリフレッシュさせることが、血糖値の安定にもつながります。

5-5.喫煙・飲酒の習慣をやめる

糖尿病を本気で予防するなら、禁煙と節酒は避けて通れません。これらの習慣は、インスリンの働きを悪化させ、糖尿病のリスクを直接的に高めるだけでなく、他の多くの健康問題を引き起こす原因となります。

禁煙や飲酒量の見直しは、糖尿病予防という枠を超え、将来の自分自身の健康への投資となります。そのため、必要であれば禁煙外来などを利用し、専門家のサポートを得ることも検討しましょう。

5-6.定期的に健康診断を受ける

年に一度の健康診断を「ただ受けるだけ」で終わらせないことが、糖尿病の早期発見・予防につながります。たとえば、健康診断は、自覚症状がない段階で体の異常を察知できる絶好の機会です。

とくに、血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)といった項目に注目し、昨年までの結果と比較して数値の変化を把握しておきましょう。自分の体の状態を客観的な数値で知ることが、健康意識を高める最初のステップです。

 

6.まとめ

糖尿病は、20代をはじめとする若い世代でも発症する病気のひとつで、その原因は「1型」と「2型」という2つのタイプで大きく異なります。1型は体質的な要因が強い一方、2型は食生活の乱れや運動不足が引き金となります。重要なのは、糖尿病は予防が可能であり、万が一発症しても早期発見と適切な対応でうまく付き合っていける病気です。

浅草橋西口クリニックMoでは、糖尿病をはじめとしたさまざまな疾患に対しての診療をおこなっています。「糖尿病で生活が変化しないか不安」「早いうちから糖尿病を予防したい」などのお悩みがある方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

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