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切り傷の治し方・応急処置の手順とは?早く治すためのポイントも解説

2026.01.14

切り傷ができたとき、正しい治し方を知っている方は、意外と少ないのではないのでしょうか。切り傷は正しい手順をとることで、治りを早くすることが可能です。

そこでこの記事では、以下の内容を解説しています。

  • 切り傷の治し方・応急処置の手順
  • 切り傷に対する薬の選び方
  • 切り傷を治したいときに注意すべき点
  • 病院に行くべき切り傷とは?

この記事を読むことで、切り傷に対する正しい対処法を理解できます。切り傷の治し方を詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

1.切り傷の治し方・応急処置の手順

切り傷ができたときは、正しい手順で処置をおこなうことでできるだけ早く治すことが可能です。以下で解説する手順に従い、応急処置をしてください。

1-1.手順①傷口をよく洗う

切り傷ができたときは、まず傷口をよく洗って清潔を保ってください。水道水や生理食塩水を使って傷口をよく洗い流し、砂や小石などの異物や細菌を取り除きます。

水だけでは除去が難しい場合は、清潔な布やガーゼ、綿棒などを使って丁寧に取り除くようにしましょう。傷口を清潔に保つことで、感染のリスクを最小限に抑えることができます。

1-2.手順②止血する

傷口から出血がある場合は、清潔なタオルやガーゼ、ティッシュペーパーなどを使って傷口を直接圧迫し、止血を図ります。

圧迫する際は、タオルやガーゼに繊維や異物が付着していないことを確認し、傷口を清潔に保つように注意しましょう。2~3分ほど圧迫しても出血が止まらない場合は、医療機関を受診することをおすすめします。適切な方法で止血することで、出血による合併症を防げます。

1-3.手順③傷口を保護する

傷口を洗浄し止血したあとは、救急絆創膏などを使って傷口を保護します。絆創膏は傷口の端までしっかりと貼り、外部からの刺激や細菌の侵入を防ぎましょう。

より早く、きれいに治癒させたい場合は、治癒タイプの絆創膏がおすすめ。これらの絆創膏は、傷口の環境を最適に保ち、かさぶたを作らずに皮膚の再生を促進します。

1-4.手順④経過を観察する

切り傷の処置後は、新しい皮膚が再生され傷口が完全に閉じるまで、経過を観察してください。観察の際は、傷口に膿や腫れ、異臭などの感染の兆候がないかを確認しましょう。

絆創膏が濡れたり、剥がれたりした場合は、傷口とその周囲を再度洗浄し、新しい絆創膏に貼り替えるようにしましょう。傷口を清潔に保つことで感染を防ぎ、治癒に適した環境を整えることで、切り傷の早期回復を促すことが可能です。

 

2.切り傷を早く治したいなら「湿潤療法」がおすすめ

軽い切り傷を早くきれいに治したい場合は、傷口を乾かさずに治す「湿潤療法」を取り入れるのが有効な選択肢です。

かつては消毒液を使い、傷口を乾燥させてかさぶたを作る処置が一般的でした。しかし現在では、傷口から出る体液を適度に保つと皮膚の再生が進みやすいと考えられています。体液には傷の修復を助ける成分が含まれており、乾燥させるよりも痛みが出にくく、治りが早くなる傾向があります。

ここでは、湿潤療法の基本的な手順と注意点、さらに体の内側から切り傷の回復を支える方法を解説します。

2-1.湿潤療法の手順

軽い切り傷に湿潤療法をおこなう場合は、以下の流れでケアします。

まず、消毒液は使わず、水道水で傷口の汚れをやさしく洗い流します。次に、清潔なガーゼや布で軽く押さえ、出血を止めます。出血が落ち着いたら、傷口の大きさに合った湿潤療法用の絆創膏や被覆材で覆って保護してください。

絆創膏は、汚れたとき、はがれたとき、体液が漏れてきたときに交換します。交換時も、再度水で洗ってから貼り替えるのが基本です。赤みが広がる、熱っぽさが出る、痛みが強くなる場合は、感染の可能性があるため医療機関の受診を検討してください

2-2.切り傷を早く治す際にやってはいけないこと

切り傷を早く治したいのであれば、以下の3つの行動は避けるようにしてください。

  • 傷口を乾かす
  • 絆創膏を頻繁に剥がす
  • 自己判断で縫合テープを使用する

詳しく解説します。

2-2-1.傷口を乾かす

湿潤療法では、傷口を必要以上に乾燥させないのが重要です。傷が乾くと表面にかさぶたができ、新しい皮膚が伸びるのを妨げやすくなります。

また、かさぶたができる過程でかゆみが出やすく、無意識に剥がして再出血を起こす原因にもなります。傷口は空気にさらしたままにせず、清潔な状態で絆創膏を使い、保護するようにしてください。

2-2-2.絆創膏を頻繁に剥がす

傷の状態が気になって何度も絆創膏を剥がすと、傷口に必要な体液が失われてしまいます。湿潤療法では、むやみに触らず、傷を安定した環境に保つのが大切です。

絆創膏を剥がすたびに傷口の温度が下がり、皮膚の修復が一時的に進みにくくなる場合もあります。端がはがれてきた、汚れた、体液が漏れてきたとき以外は、貼ったまま様子を見るようにしましょう。交換の目安は、使用している製品の説明も参考にしてください。

2-2-3.自己判断で縫合テープを使用する

傷口を無理に閉じようと、自己判断で縫合テープを使うのは避けたほうが安心です。深い傷や大きく開いた傷では、内部に細菌や汚れが残っている場合があり、表面だけを閉じると化膿の原因になる可能性があります。

傷がぱっくり開いている、深さがある、出血が止まりにくい場合は、自分で対処しようとせず、早めに医療機関を受診してください。医師の判断で縫合や適切な処置を受けるのが安全です。

2-3.体の内側からもケアする(栄養面・睡眠面)

切り傷を早く回復させるためには、外側のケアだけでなく、体の内側の状態も大切です。皮膚の材料になるたんぱく質や、修復を助けるビタミンC、亜鉛などが不足すると、治りが遅れやすくなります。

食事では肉や魚、卵、大豆製品に加え、野菜や果物もバランスよく摂るよう心がけましょう。また、睡眠不足が続くと体の回復力が下がりやすいため、できるだけ規則正しい生活を意識してください。喫煙は血流を悪くし、傷の治りを妨げやすいため、控えるのが無難です。

 

3.切り傷に対する薬の選び方

ここからは、切り傷に対しての薬の選び方として「塗り薬」と「絆創膏」の2つに分けて解説していきます。

3-1.塗り薬の選び方

切り傷の治療に使用する塗り薬は、傷の状態に応じて適切なものを選ぶことが重要です。抗菌作用のある成分が含まれている塗り薬は、化膿している傷口に効果的です。クロラムフェニコールやフラジオマイシン硫酸塩などの抗生物質が配合されている製品が代表的です。

一方、傷口の化膿が落ち着いてきた場合は、保湿効果や治癒促進作用のある成分を含む塗り薬がおすすめです。たとえば、アラントインは傷口の修復を促進する作用があるため、治癒段階に適しています。

3-2.絆創膏の選び方

切り傷の保護に用いる絆創膏は、傷の状態や滲出液の量に応じて、適切なタイプを選ぶことが大切です。絆創膏には、特殊な湿潤療法ができる創傷被覆剤と、ガーゼを当てるタイプの一般的な絆創膏があります。

傷口から滲出液が出ている場合は、湿潤環境を維持して治癒を促進する創傷被覆剤がおすすめ。通常の絆創膏で滲出液を吸収してしまうと、傷口が乾燥しすぎて治癒が遅れるリスクがあるためです。ただし、創傷被覆剤を使用する際は、傷口を清潔に洗浄してから貼るようにしましょう。不十分な洗浄は細菌感染のリスクを高めます。

一方、紙で切った程度の軽い切り傷で、滲出液があまり出ない場合は、一般的な絆創膏で十分でしょう。傷口を保護するだけでも痛みの軽減につながります。

 

4.切り傷を治したいときに注意すべき点

切り傷を治したいとき、注意すべき点があります。以下の4点です。

  • 患部を消毒しない
  • 患部を乾燥させない
  • 止血は必ず患部を抑える
  • 水に浸かるときは絆創膏で傷口を保護する

これらを意識することで、傷の治りをより早くできます。それぞれ見ていきましょう。

4-1.患部を消毒しない

切り傷の治療において、患部を消毒しないようにしましょう。消毒液には、傷の治癒に必要な細胞や組織を傷つける作用があります。

強い消毒液を使用すると、傷口の健康な細胞まで傷害を受け、治癒に重要な役割を担う細胞の数が減少してしまいます。その結果、傷の回復が遅れたり、傷跡が残りやすくなったりするリスクがあります。

切り傷のケアは、流水で傷口をしっかりと洗浄し、異物や細菌を取り除くことが最も効果的です。傷口を清潔に保ち、自然治癒力を最大限に活かすことが、早期回復につながります。

4-2.患部を乾燥させない

切り傷ができたら、傷口が適度に潤った状態を保ってください。乾燥した状態よりも適度な湿度を維持したほうが、傷の治癒が早まります。

ただし、傷口を湿らせるために食品用ラップを使用するのは避けましょう。ラップの下で細菌が繁殖しやすく、重篤な感染症を引き起こす可能性があるためです。

適度な湿潤環境を保つには、医療用の創傷被覆材や湿潤環境を維持する特殊な絆創膏を使用するのがおすすめです。

4-3.止血時は心臓よりも高い位置で患部に圧力をかける

止血をおこなうときは患部を心臓よりも高い位置に持ち上げ、傷口に直接圧力をかけて抑え続けるのが効果的です。重力を利用して血の流れを穏やかにすると、止血がスムーズに進みやすくなります。

清潔なガーゼやハンカチを傷口にあて、5分から10分ほど強く圧迫し続けるとほとんどの出血は止まります。何度も傷口を確認して手を離してしまうと、せっかく固まりかけた血が再び流れ出すため注意が必要です。

4-4.水に浸かるときは絆創膏で傷口を保護する

日常生活で発生する軽度のすり傷であれば、入浴やプールなどを控える必要はありませんが、傷が水に触れることで痛みを感じる場合があります。不安な場合は、防水性の高い絆創膏を貼るのがおすすめです。

ただし、長時間の水との接触により、絆創膏が剥がれたり、皮膚がふやけたりすることも。その場合は、水から上がったあとに必ず水道水で傷とその周囲を十分に洗浄し、新しい絆創膏に貼り替えましょう。

 

5.病院に行くべき切り傷とは?

切り傷の応急処置をおこなったあと、病院に行くべきケースもあります。以下のようなケースです。

  • 感染が見られる場合
  • 傷口が深い場合
  • 異物が混入している可能性のある場合
  • 持病がある場合
  • なかなか傷が治らない場合

それぞれ解説していきます。

5-1.感染が見られる場合

傷口の周りが熱を持っていたり、黄色い膿が出たりするときは細菌感染が疑われます。本来なら傷は数日で痛みが引いていきますが、逆に痛みが強くなるのが感染の兆候です。

炎症が広がると赤い筋が見えるケースもあり、自分だけのケアで治すのには限界があります。抗生物質による治療が必要なため、速やかに皮膚科などの専門医に診てもらうのが重要です。

5-1-1.注意すべき感染症①破傷風

土や泥で汚れた傷からバイ菌が入る「破傷風」は、命に関わることもあるとくに注意すべき病気です。

破傷風菌は酸素のない場所を好むため、深く刺さった傷などで増殖しやすい性質を持っています。口が開きにくくなったり全身がしびれたりする症状が出る前に、適切な処置をおこなわなければなりません。

汚れた釘を踏んだり、古い刃物で切ったりした場合は、すぐに医師に相談するのが賢明です。

5-1-2.注意すべき感染症②蜂窩織炎

皮膚の深い部分まで細菌が入り込み、広範囲が赤く腫れ上がるのが「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」と呼ばれる病気です。

傷口だけでなく、その周りまでパンパンに腫れて熱を出すのが蜂窩織炎の大きな特徴です。悪化すると高熱や震えが出る場合もあり、早急な点滴や内服薬での治療が欠かせません。

5-2.傷口が深い場合

切り傷が深い場合や、汚染がなくても縫合処置が必要な場合は、皮膚科、外科、形成外科などのクリニックや病院への受診が推奨されます。縫合処置により、傷口の治癒が早まり、きれいに治る可能性が高くなります。

特に、鋭利な刃物で負った切り傷は、受傷から6時間以内に洗浄と縫合を行うことで、感染を防ぎ、傷跡をきれいに治せる可能性が高まります。また、神経や腱、関節、内臓の損傷が疑われる場合は、クリニックでは対応が難しいことが多いため、画像診断が可能な病院を受診することが望ましいでしょう。

5-3.異物が混入している可能性のある場合

切り傷に異物が混入している可能性がある場合、特にガラスによる切り傷では、肉眼では確認できないガラス片が残っていることがよくあります。このような場合、傷口が治りにくくなるため、医療機関での処置が必要です。

医療機関では、拡大鏡を用いて傷口を詳細に観察し、異物を念入りに取り除く処置がおこなわれます。異物の残存は、感染のリスクを高めるだけでなく、治癒の遅延や傷跡の形成にもつながるため、徹底した除去が重要です。

5-4.持病がある場合

切り傷の治療において、心筋梗塞や脳梗塞などの持病がある場合は注意が必要です。持病により抗凝固薬などの血液をサラサラにする薬を服用している場合、出血が止まりにくい可能性があります。

抗凝固薬は、血栓の形成を防ぐために処方されますが、同時に止血機能にも影響を与えます。そのため、切り傷を負った際に出血が長引き、自然に止血しにくい状態になることがあります。

持病があり切り傷からの出血が止まらない場合は、医療機関にて服用中の薬剤について医師に伝え、適切な治療方針を決定してもらうことが賢明でしょう。

5-5.なかなか傷が治らない場合

切り傷は通常、修復過程に問題がなければ、1週間から2週間程度で治癒します。多くの場合、1週間以内に治癒が完了しますが、1週間経っても治らない場合は、修復過程に何らかの問題があると考えられます。

傷口がジクジクしてきたり、白く汚い感じになってきたりする場合は、治癒が妨げられている可能性があります。また、感染の兆候がある場合も、治癒が遅れる原因となります。

切り傷がなかなか治らない場合は、自己判断で対処するのではなく、速やかに医療機関を受診しましょう。専門家による適切な診断と治療により、傷の治癒を促進することができます。

 

6.まとめ

切り傷を治すときは、以下の手順で応急処置をおこなってください。

  • 1 傷口をよく洗う
  • 2 止血する
  • 3 傷口を保護する
  • 4 経過を観察する

正しく応急処置をおこなうことで、傷の治りを早めることが可能です。また患部は消毒せず、乾燥させないようにしましょう。

切り傷に感染が見られる場合や、傷口が深い場合などは、自己判断せずに医療機関を受診してください。できるだけ早く医師から正しい処置を受けることが、切り傷治療の鍵となります。

浅草橋西口クリニックMoでは、切り傷や擦り傷に対する診断・処置をおこなっています。急な怪我でお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。

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